2020/10/02 15:12:31
現在、韓国で上演中のミュージカル『ヴェルテル』で、ユ・ヨンソクがドラマや映画とはひと味違った
魅力を見せている。
ユ・ヨンソクが演じるヴェルテルは、純粋な心と熱い情熱を持つひまわりのような人物。
ヴェルテルとなったヨンソクは、155分の間、舞台を駆け回り、ヴェルテルの溢れる愛を客席の隅々まで
届けた。このヴェルテルという人物は、現代人の感覚では理解し難い人物でもあるが、ユ・ヨンソクが
演じるヴェルテルは、頭ではなく心で理解できてしまう。
『ヴェルテル』の舞台装置は大がかかりな物はないが、ユ・ヨンソクの動作、表情などの演技でストーリーが
展開される。今まで様々な役柄を演じてきたユ・ヨンソクだからこそ、ヴェルテルも完璧に演じることができ、
観客に自然とヴェルテルの感情を伝えることができるのだ。
最もユ・ヨンソクの演技が輝いているシーンは、第一幕の石のシーンだ。ロッテに振られたヴェルテルの苦しみを
石にたとえた場面。このシーンでヴェルテルは、自身の恋を見守ってくれるパブの女将オルカに淡々と自分の話をし、
どんどん壊れていく。苦しみをぐっとこらえて涙を流すシーンでは、観客も目頭が熱くなる。
第二幕では、カインズの逮捕を引きとめるシーンが見どころだ。カインズを逮捕しないよう、アルベルトにお願いする
ユ・ヨンソクは、涙を流しながら苦しむ。ここでは失恋の苦しみとはまた違う苦しみを表現した。
映画『モンムンイ』の撮影で『ヴェルテル』の稽古場に行けない時も、ビデオ通話など、いろいろな方法で足りない
部分を埋めていき、常に努力をしてきた。
残りの約1か月、ユ・ヨンソクが『ヴェルテル』で、またどんな魅力を見せてくれるか、期待が高まるばかりだ。
写真:CJ ENM